奈良原 裕
医療過疎地における診療支援 ただ命を救うためだけに手術をするのではなく
医療過疎地における診療支援
心臓外科医として働き始めてからは、緊急症例があれば休日であっても病院に駆けつける。それが当たり前の日常でした。けれども、10年の月日が経ち仲間が増えたことから週に1日は病院に行かない日を作ることができました。そこで、その1日は医師不足で困っている地域で働こうと思い日帰りでの地域診療を始めました。北海道木古内町国保病院
地方の医師不足を都市部からの診療支援出来る範囲はわずかであり、そもそも人口が減っている町の医療衰退は避けられない問題です。そうであれば、複数の地方自治体を横断した社会インフラとしての病院のあり方を考える必要があると思います。 2022年4月から、以前、日帰りで診療支援した北海道木古内町国保病院に今度は非常勤医師に加えて医療行政を司る病院事業管理者の補佐として赴任しています。地域の立地特性、医療環境を考慮し、病院規模は縮小しても医療の質は下げずに逆に強みを持つ。そのような地方の病院の未来を、遠く木古内町から提案していきたいと考えています。
